2023-09-23
今回は、SUPER GT 2023 第6戦 SUGO にて起きたクラッシュの原因を考えます。
クラッシュはどのように起きたのか
①レースの41周目にクラッシュは起こった。最終コーナーをGT300の10ポノスGT-R、56リアライズGT-R GT500の14エネオススープラ 100スタンレーNSXの順に立ち上がった。GT300の10号車と56号車が並走して見えるGT500の14号車は56号車をインからパスした。
*図中の車両番号11ではなく10です。訂正します。
②100号車も14号車に続いて56号車をインからパスしようとするが、ここで56号車がピットインしようとしてインに進路を変える。このとき100号車の左リアと56号車の右フロントが接触し、100号車が反対側のガードレールにクラッシュした。激しい衝撃でフロントとリアが大破した。山本選手の状態が心配されたが、救出され大事には至らなかった。
③この直前の状況として、14号車、100号車は7位を争っていた。上位2台がピット作業を済ませていなかったので実質5位争いとなる。チャンピオン争いに残るための重要な戦いであった。また、56号車はGT300の首位であったが、ピットインのタイミングを探っていた。56号車はランキング上位であるが、最大ウェイト100kgを搭載するマシンが他に3台いる激戦である。
有効な安全対策は
スーパーGTはマシンのスピードにコースの環境があってないように感じます。シーズン前のテストでの14号車エネオススープラの山下健太選手、そして第3戦鈴鹿での23号車モチュール Zの松田次生選手など、激しいクラッシュでドライバーが入院を伴う負傷が続いています。ランオフエリアの見直しや一部コースレイアウトの変更も必要かもしれません。
また、SUGOのコースでは、40台以上でのレースは多すぎるように感じます。他のコースでもピットエントリーの導線の見直しは必要です。
まとめ
今回は、SUPER GT 2023 第6戦 SUGO にて起きたクラッシュについてお伝えしました。
最後までお付き合いありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
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